大学受験予備校のススメ

大学受験に関する概論

「長期記憶」に蓄積されて初めて知識

記憶は、入力だけの問題ではない。認知心理学でも定義されるように「長期記憶」に蓄積されて初めて知識と言えるのである。いったん入力された情報を少なくとも大学受験の日まで覚えておく段階が貯蔵段階である。この貯蔵効率をよくするテクニックは、昔から確実なものが一つある。それは復習である。実は、勉強法では「頭に残す」ことに重点をおいているので、復習を強く勧めている。勉強において予習と復習のどちらが大切かということはよく議論される。知的好奇心を高めたり、新しいことを効率よく学習するために予習が大切だという声もよく聞く。確かに復習はつまらないし、知的関心もそれほど高めないだろう。最近の脳科学の研究では、脳の海馬といわれる部分に一時保存された情報は、海馬が重要なものと判断した場合には、それを側頭葉に転写して長期型の記憶にするが、必要ない情報と判断するとその情報は捨て去られてしまうことがわかってきた。では、どのようなメカニズムで重要かそうでないかを判断するかだが、これは単純なもののようだ。要するに同じ情報がまた来ると大切なものと判断するし、ある一定期間、同じ情報が来なければその情報は必要のないものと判断される。その一定期間というのが約一ヵ月ということらしい。つまり、一ヵ月以内に復習をしないと、少なくとも単純記憶については、海馬が自動的に不要な情報として捨て去ってしまうのだ。

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